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「あ、おはよう」
「菜穂…」
仕事を終えた菜穂がすぐに駆けつけてきてくれていた
「どう?身体は?水飲んで」
「ありがと…」
気を遣って水やヨーグルトなどを買ってきてくれていた
菜穂には頭が上がらないや…
「で、何があったの?昨日」
水を飲み一息ついた私に菜穂が詰め寄る
「えと、昨日の帰りの電車で…例の彼に会ったの」
「え!?あの例の!?…まさか」
「うん。告白したよ」
「えぇ!!?」
菜穂は驚き声を上げた
「唆した私が言うのもなんだけど、随分と急ね…で、その様子から察するに…」
「うん…フラれちゃった…」
「…そう。仕方ないよね…悲しいけど」
「でも私のこと知ってくれてた…そこだけは良かったかな」
「…諦めるの?」
「うん。しかないかなぁって」
「…うーん。まあ私が出来ることは何もないけど…次に佳純が恋をした時、全力で応援するからね!なんでも言ってね!」
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