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「美味しい!佳純の料理は何でも美味しいね!」
「そんな事ないよ。よく失敗しちゃうしさ」
「お世辞じゃないよ。本当にそう思ってるから」
「ありがとう…もっと頑張るね!あ、辛子と酢はお好みで入れてね」
「うん。…お、酢を入れたら更に味が引き締まるね!」
「ね!結構合うんだよね?」
喜ぶ翔介さんの顔を見ながら食べる料理は最高に美味しい
惚けながら浮かれていると、翔介さんの指が私の口元に伸びてきた
「あっ」
「ついてるよ」
私は赤面しながら口を擦る
触りたいな…もっと触って欲しいな…
今日も…するのかな…?
私は食事も手につかず頭の中はそんな卑猥な思考で埋め尽くされていた
だけど私のそんな思考を読んでいたのか彼は
「今日は無理しないでおこうか」
と私の頭を撫でた
「えっ、全然大丈夫だよっ!」
私の精一杯のおねだりも虚しく
その日はただ隣でくっついて眠るだけだった
本当は翔介さんとなら…毎日でも…いいのにな
でも…私を想ってくれてるんだろうし
仕方ないか…
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