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だけど…
私は佳純の為に出来ることをしたい
私は電話を取り出し、鳥谷さんにかけた
「…もしもし」
彼はすぐに電話に出た
「あ、風見です。今いいですか？」
「大丈夫だよ」
「明日、お昼少しでも時間作れませんか？」
「うーん…どうだろう。時間的に佳純の職場まではちょっと行けないかな…」
「じゃあ職場近くまで行きますので、少し会えますか？」
「……稲毛までなら来られるかな？クライアントがその近くにいるから、そこなら2.30分時間を作れるんだけど」
「分かりました。12時30分くらいでいいですか？」
「それで大丈夫だよ。ごめんね」
「いえ、こちらこそ無理言ってすみません」
そう言った後軽く挨拶を交わし、電話を切る
やっぱりちゃんと話し合わなきゃいけないよね
佳純の都合も聞かなかったけど…お昼少しだけだし大丈夫だよね
ーーーー
翌日仕事に出勤した私は、朝一更衣室で佳純に話しかけた
「おはよう佳純」
「あ、おはよう。昨日はありがとうね」
「ううん！それよりさ、今日のお昼ちょっと付き合ってくれないかな？」
「え？うん…大丈夫だけど…どしたの？」
「あ、行ってみたいランチがあってさ…」
「わかった」
多分正直に話すと行ってくれないかも知れないしな…
佳純の頑固さを私は知っている
一度決めた事はブレない子だからーー
「じゃあお願いね！」
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