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繋がり
…う、うう
頭が死ぬほど痛い…
そんなに飲んでないのにな…
今日は仕事、行きたくない
まだ昨日のことが頭からから離れない私は昨日の夜の事を頭の中で反芻していた
「普通に考えて、酔った女から告白されたら嫌だよね…」
今頃冷静になりそう思い始めた
でも、告白してフラれたんだからもう先へ進まないとーー
…暫くは無理だけど…
明日から電車もズラそう…
「…辛いよ」
始業開始時刻を回ってすぐ、携帯が鳴った
電話は菜穂からだった
私は渋々電話をとった
「…はい」
「あ!佳純!大丈夫?!あれからなんかあったのかと思った!」
「菜穂…なんかあったよぉ…」
私は思わず泣いてしまった
「えっ?何があったのよ!?大丈夫なの!?」
「ごめん、今日は休むね…本当に悪いんだけど課長に伝えといて…」
「それは構わないけど…とにかく仕事終わったら家に行くから!ね!」
「うん…ありがとう」
優しいな…菜穂は
電話を切った私は、再び眠りについた
とにかく寝て何もかも忘れたかった
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