プロローグ♪

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丁寧に保管されていた制服が、処分のゾーンに移動される。 オレはじっとその手元を見つめながら言った。 「ねえ。達也兄ちゃんの制服はないの?」 「ああ、お兄ちゃんのはね、お下がりがほしいって人にあげちゃったんだよね」 「ふーん」 頂き物のコーヒーメーカーや、まだ綺麗な食器など、不要品をいくつかもらい受けた。 その量が増えてくると、おばちゃんは段ボールを持ってきてくれた。 「ほしいもんあったら、これに入れて何でも持ってっていいよ!」 「さんきゅー、おばちゃん!」 オレはこっそりと、段ボールの一番奥にそれをしまい込んだのだった。 ブレザー、スカート、リボン…。
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