旭川吹雪の1日

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「すみません!」「ようこそ!僕のリニアへ」 時間なくて切符を買い忘れてしまって でしたら、 この場で乗車券データを発行致しますので 座席に手をかざしてください。 静脈認証で直接口座からお支払い致します 「これで乗車券は発行されましたありがとうございます」 お飲み物とお弁当のご注文ですね? 受付ました ふぶきは僕の基幹プログラムで全制御しているため 人間が全てこなしていた時代よりも迅速に対応できる。 「音楽を聞きますか?ヘッドホンをどうぞ」 むしろ、昨今の北海道の鉄道網は AIにより保守されており純くんの世代となれば 自動改札機はおろか人間の車掌さんは 見た事は無いであろう。 ふぶきくんあなたの声を聞かせて こういう無茶なお願いも AIだから即時対応可能です たまに僕の言語化エンジンをフル稼働して歌う事もしばしば じつは僕の他にもリニアロイドは 複数いるんです 初号型の東海道リニア新幹線の リニアロイドの富士沢 あさひ姉さんは、 2030年代の同人界の常連らしいそりゃ、 豊満な体型は僕ですらけしからん!と言う程ですが 北海道と東北地域と 九州のリニアロイドは男性なんですけど 伊達 深雪くんという 後輩リニアロイドで JTR東日本のサーバーにいるここには たくさんのAI達が首都圏の交通網を管理しているらしい 他とは珍しく 函館まで乗り入れが許される路線のせいか よくJTR北海道のメインサーバーに 遊びに来る「吹雪先輩!」「なんだまた来たのか?」 えへへー北海道って良いとこですよね お前の路線は長いよな 東京から函館までって 東日本本社は何を考えているんだか 吹雪先輩は兄妹で北海道を網羅しているんだっけ お兄ちゃん! 冬乃 今日もお仕事かんりょーです! おお えらいえらい
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