二段目。-再会side-

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「なぁ、薙。」 「ん?」 「お前…俺のこと、どう思ってんだ?」 「──え?」 「つまり、その…お、おお男として、どう思うかって話だよ。解るだろう?」  思わず(ども)る俺を──薙は、不思議そうに眺めた。ぱちぱちと目を(しばたた)くと、天に向って差し上げていた腕が、ゆっくりと下に降りてゆく。 思い掛けない質問に、キョトンと目を見張っていた薙だったが…やがて、真剣味を帯びた顔に変わり、沈黙してしまった。  それまでの和やかな空気が、 一瞬で冷えていく。 「俺、マジだから。」 「烈火…」 大きく息を吸い込んでから、 俺は、薙に向かって言った。 「お前が好きだ。」
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