結局長たらしい説明ですみません。サムスマンEさんへ

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結局長たらしい説明ですみません。サムスマンEさんへ

efe9edbf-2c80-4f11-b4d7-e327064baab7 サムスマンEさんの太陽さん、月あかりさん、ディープジャズさん、くらげ型録音機「くらげちゃん」を貸りています。+うちのベラという魔女です。 サムスマンさんとのコラボは前垢から続いていて、1冊にまとめてもいいかも?と思っているくらいです(๑´∀`๑) ベラは、真っ暗森という、光のない闇の世界で生きています。 好奇心旺盛で淋しがり屋。そんなベラと友達になってくれたのが、ディープジャズさんです。 彼は、月あかりさんや太陽さんと共に音楽を奏で、ベラがいつでも聞けるように「くらげちゃん」に録音をして、真っ暗森まで持ってきてくれました。 「くらげちゃん」に興味津々のベラ。 中に入ったニキシー管を取り出し、二つの管の中に1つは太陽石(太陽さんから少し分けて頂いた物)を、もう1つには黒曜石を入れ頭の上にはパラボラアンテナのような傘を付けました。 「このアンテナと石があれば、お互いに話したいときに連絡がとれるわ!どうかしら?嫌かしら?」 「とんでもない。またいつでも君の元気な声が聞けるんだね」 3人は喜んでくれたようです。 「あとは、あの兄妹にも聞かせてあげたかったから。」 (兄妹というのは迷子になりベラが真っ暗森に迷いこませた幼い2人のこと。) 「ありがとう。ディープジャズさん。ぜひ音楽を聞かせてあげて。同じ曲を聴いてるって考えるだけでも嬉しいの。私はあの子達に悪い事をしてしまったから…何も言えないわ」 「きっと兄妹は君を恨んでなんかいないさ。今でも彼らの中では楽しい思い出のままなんだから。でも、親から見たら、また違う。10年はあまりにも長くて、辛かっただろうからね。」 「そうね。私も離れてみてその気持ちは重々理解しているから。この曲をあの子達も聞いてるんだって思えるだけで、嬉しいの。私はこの森から出られないから、貴方ばかり任せてごめんなさい。」 「それくらいなら、容易いことさ。君はこの森の番人だからね。君が森を出れば均衡がくずれてしまう。ぼくが責任を持って届けるよ」 3人の土を擦る音はだんだんと遠くなっていきます。 ベラはまた真っ暗な森の中にポツリ。 それには慣れていたはずなのに…ゆっくりと椅子に腰掛けるとクラゲちゃんが光っています。 太陽石が点滅。ベラは、勢いよく立ち上がりガタンと椅子が倒れたのもお構いなしに、クラゲちゃんのボタンを押しました。 「ベラちゃん?早速使ってみたよ」 月あかりさんの優しい声 「ハーッハッは!元気か?さっき別れたばかりだがな!」 太陽さんの、大きくて元気な声 「2人が使ってみてって言うんだ。あれ?これちゃんと繋がってる?」 ディープジャズさんのはにかんだ声 ベラはしばらく俯いて、何かを噛み締めていました。 3人のザワザワとした賑やかな声を聞きながら 「繋がってるわよ。私の悪口言ってたわね!?」 そう言って、一番の笑顔でイタズラに笑いました。 おわりのおわり。 サムスマンさん、遅くなってしかも、結局お話にもならなくてごめんなさい(´;ω;`)
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