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白血病は治る病気だけど、認知症の方がね…
ご家族もかなり苦労されてて、
以前離婚されて、再婚したすぐ後に認知症が始まったそうです。
お嬢さんがよく面会に来て下さってて、
再婚相手の旦那さんも時々お見掛けしました。
家族には申し訳ないけど、
点滴するにもルートをいじっちゃったり抜いたりするから目が離せないし、
部屋で一人にさせてても何をするか分からないから
現場の看護師さん達は、よく抑制をさせてもらってた。
「抑制」ていうのは、
手や足にミトン付けたり、ベルトつけたりして体の動きを抑制する事。
ベッドから離れるとセンサー働いて、
ナースコールが鳴る、というのも抑制の一種であります。
あまり抑制するのは気分が良くない…
でも治療のために仕方無かったり、
患者さん本人のケガや事故を防止するためにさせてもらったりします。
このBさんの場合なんて、免疫力も下がっているし出血傾向もあって、
本人の力では感染予防も事故予防も出来ませんでした。
また認知症特有の、暴言や幻覚もあったし
私ですら大変だったから、
きっと家族も現場の看護師さん達も手を焼いていたと思います。
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