158人が本棚に入れています
本棚に追加
/114ページ
実習最終日、
Bさんの旦那さんとお嬢さんが、私がいる時間帯に面会に来て下さいました。
「加賀谷さんがいてくれた3週間、
本当に安心できて救われました」
お嬢さんが泣きながら言ってくれました…(:_;)
いやだな、救われたのは私だよ…
私の方が勉強させてもらって、看護させてもらった。
いや、まだ全然看護じゃなかったけど。
もっと、私はやれたなって
終わってから色々反省。
でも、Bさんの事は上手く看護してあげられなかったとしても
Bさんのご家族の心は、少しでも救われたんだろうか…
誰かを救うって、難しい。
でもこのBさんとの出会いをきっかけに、
“患者さんの体だけじゃなく、心も救う。
そんな看護師に私はなる!”
と決めた( `ー´)ノ
それとあともう一つ。
血液の疾患は治療が長く、患者本人と家族も長い闘いになる。
そんな人たちを一人でも多く支えたい。
実際に私はこの数年後に、
血液疾患を猛勉強する現場に行く事になったのです。
最初のコメントを投稿しよう!