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高校も三年生、開始そうそう。
目があった“だけ”、そんなことで、なにかが変わるとも思っていなかった僕、と、運命を探す“間違った頑張り屋”ともいえる、彼女との出会いのきっかけになるとは思いもしていなかったのである。
その日、僕は偶然にも、白熱した男女の“別れのシーン”を見てしまった。
それが不運なことか、僕にとっては幸運なことか。それはとても微妙なラインではあるけれども、やる気を探していた僕にとってはきっと幸運だったのだと思う。
4月といえば、入学した初々しい高校一年生を、横目に見る開始高校二年生は、今年が最後の青春を謳歌しようと楽しくえたりする。そして、高校最後の三年の時期というのは、僕らにもあんな時があったな。と、少し初々しい一年生を羨ましくなったり、可愛く思えたり。自分がもう、あの頃には戻れないと目の当たりにしては気付かされる。学年さまざまと言うわけである。
そして、僕は高校三年生の思考、そんな少しだけ曖昧でおセンチなモードに、プラスしてひねくれミックス、ごちゃ混ぜになっていたのが僕ということだ。
燃えたくても燃えられない、かといって燃えようともしない。僕は俗に言う、“燃え尽き症候群”、そんな、ご大層なもではない。
結局は、“残念バンザイひねくれ症候群”。
と言えるものだったのかも知れない。
「アオいハルだな。もう無縁だけどなあ」だけど、この高校最後の連休前に目撃したことで、ある意味、僕の高校生活は一変したとも言えるわけだ。
今年の、最後の高校生活は、一気に、往復切符でも手にし乗る列車だろう僕にとっての、それは「青春サクラ最前線にのって」とも言えると思う。
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