秘密くんとアオハる?

9/15
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/204ページ
「いやあ、意外と乙女ちゃんなんだと思ったの、あのさっきぶつかった時とか慌てかたとか。一年の時挨拶してただろ。そん時は、うわぁやべぇ綺麗かわええ童顔きたわぁッ! と、思ってたんだけど派手な女子らといるし? 俺の嗅覚レーダーも精度が下がったかと。でも、なんか違う毛色というのかなぁ。「遊んでる? 本当にか?」っていう疑問符が飛んで飛んで、謎がなんとなくわかったような……?」 (そうなのか、嗅覚レーダーなんてものを持っているのが、初耳なんだけどな……ッ、そっちの方が、今は、疑わしい精度になってると思うぞ……?) 「なんのだよ?」 「いやあ、ただの背伸びのオンナの子してるだけなのかもなって思っただけだけど」 木坂は、語るだけ語ると、よいしょっという具合に寝転がるのをやめて、首をハテナと僕に向かって傾げた。 「なんだよ、背伸びのオンナの子って」 「ほら、さっきのパンの量とか見たら、多くねッとか思うわけで。オンナ同士ってのは、なんとも言えない世界が、あるとかいう。とりあえず、付き合っとけ。でも、根っこあたり違うし、お触り禁止する、オトコと別れる。ピュアかも知れんな。という、のは俺の想像だけど。まあ、エロロリものであるといいけどなー」 木坂(きさか)哲志(てつじ)は確かに、モテるようだけれど、周りも見てるんだなと感心してしまう。 「あっそ、どっちにしてもコレは!(そして俺に妹がいるのでそれは無理だよ)」
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!