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アオハちゃん、青い春、遅めのアオハルというのか、なんか複雑な組み合わせが、今ごろになってきたのか。
「ふっくザッツッ！ きてる」
（ 高校三年なんつー最後のさいご。か、気まずい雰囲気の教室とかには、マジでしてくれんなよう。ほんと、絶対に、すんなよーって感じですなぁ…… ）
「木坂ぁ、そろそろグランド行くぞーッ！」
「ああわかったーッ！」
「高史朗、ばいっびーッ！ 明日なー？」
僕は、パコンッと、頭を帰るすがらに軽快に叩いて、グランドをならしに行く木坂を見送った。
「ああイッテェな」
（そっか、今日から運動部あたり動くのか……。では、文化部の僕はそうそうにお暇することにしよう）
夕方にあわせて、帰宅する。
僕の家は普通の家で、僕も鍵っ子というものなのですけれど、木坂たちに乗り込まれると困るので黙っているのだった。
しかし、そんな僕には妹がいて、これがまた他校に通うからマシだ。
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