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<前置き、あるいは、はじめのあとがき>
サイボーグ001ことイワン・ウイスキーが”漫画版”の最初の幻魔大戦に参加していることをご存知だろうか。
原作の平井和正先生の作画の石ノ森章太郎先生(当時は”石森”名義)の”お遊び”だったのでしょう。
物語の終盤、フロイが世界中の超能力者を大噴火を起こした富士山のふもとの荒野に招集をかけたのだ。そこに、彼も参戦したのである。それだけのコネクションなのだが、僕のような人間にはそれは大きい。
2008年3月に放映されたETV特集「サイボーグ009を作った男」においては、009シリーズの生みの親の石ノ森先生にあっても、009の中で未完で終わっている”天使編”を完結させることが、終生の願いであったとされ・・しかし、志半ばで、それを果たせぬままに石ノ森先生は天に戻られてしまった。
ならば・・こういうシチュエーションに、非才な筆者は、しかし、それでも”燃えるぜ~”なのである。
そして、このような物語を考えた次第。
ただ、読者諸氏のご存知のように、筆者は”幻魔大戦”以外の引き出しを持たない。だから、このような物語になってしまうことは、ご容赦願いたい。
そして、一連の私の”幻魔大戦”とは”別系統”であることも、改めてお断りしなくてはならない。
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