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ガヤガヤ
「おっ、おはよ」
「おはようございます」
「なんだよーその敬語はー」
「いや一応上司なんで…」
「えぇー別にタメでいいだろー?」
「駄目です。貴方はもっと上下関係を意識してください。」
「えぇーめんどくせぇー」
「…はぁ」
ため息が出てしまう。
この人は髙橋さん。一応俺の上司。
あ、俺?俺は大宮って覚えればいいよ。とにかく、この髙橋というやつがものすごく面倒臭い。
まぁうざいの一択しかないけど。
「じゃあ仕事あるのでさよなら」
「えぇー!?まだ喋ってるよー!」
喚いてる先輩は置いといて、仕事に向かった。
この時にはもう夢のことなんて覚えてなかった。
――まさか現実になるなんて思ってなかったけど。
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