花、乱れ

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花、乱れ

昭和元年。1926 12月の満月の日。東京都横浜市のマンションで連続的におきた自殺が多発した。自殺者は5名。その中でも一人目の自殺者は 櫻 はな 9才 小学四年生の女の子だった。彼女が 高層ビルのマンションで自殺した当時 何故だか目隠しをして飛び降りたのである。彼女がした自殺はあまりにも不可解な行動だらけだった。何故目隠しをする必要があったのか、その他にも 不可解な点があった。櫻 はなの情報をまとめた限り、いじめや家庭環境の乱れも無く、ただ、目隠しをして自らの意思で飛び込んだのだ。 ほかの四名 市ヶ谷 サツキ、 三嶋 侶 、東 悠之介 最上 いちご 、男二名女二名がそれぞれが櫻 はなと同じく、自分の意思で自殺を図った。 この、横浜マンション連続自殺事件は 未解決のまま幕を閉じたのだ。
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