68人が本棚に入れています
本棚に追加
/63ページ
「あら?」
「遅かったね、スターニャ。」
そして、僕の膝の上へと現れる。
「悪い虫に、捕まってたのかな。」
僕はスターニャを後ろから抱きしめながら、きょろきょろとスターニャの姿を見て探す勇者ユウキを睨みつける。
「な、なんだお前は!彼女を離せ!」
僕から放たれる殺気を感じ取ったのか、勇者ユウキとその仲間たちは、各々武器を手に取り矛先を僕へと向けた。
勇者ユウキの背後に居るトランペット国の国王や貴族たちは、やめてくれ、と両手で顔を覆っている。
最初のコメントを投稿しよう!