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どうやら、先日、隣国にでた黒龍を異世界からやってきたという勇者一行が倒したらしく、その祝いの席に、僕も呼ばれた。 黒龍なんて、この国なら十を超えた子供でも倒せる。 祝い甲斐がないと思った僕は、最初は、こっそり14番目の弟に任せようと思ったんだけど、一番上の次期国王候補の兄上にばれてしまって、叱責を受けた。 ちっ。 「あー、失敗した。」 僕はスターニャの肩に頭を預けながら、愚痴を零す。 「頑張りましょう」 スターニャが、繋いでいた僕の手をきゅっと握った。
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