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隣国のトランペット国は、魔法大国ドンデンガエシ国に比べて、小国。 まあ、だいたいの国がドンデンガエシ国に比べたら小さくなってしまうんだけれど、トランペット国はその中でも群を抜いて小さい。 だからパーティーとはいっても参列国は少なく、パーティーの参加者のほとんどはトランペット国内の王族関係者か、貴族のやつら。 ドンデンガエシ国は、近隣国でも大国として名を馳せているから、僕とスターニャの席は広めに設けられており、トランペット国の王族関係者や貴族たちは、パーティーが始まるまで、途切れることなく僕たちのところへ挨拶にくる。 王の側近による宣誓からパーティーが始まり、ようやく僕とスターニャは、一息つけた。
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