君の声で、目が覚める

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 深夜三時に、目が覚める。  君の声も、アラームの音もしない。    諦めたはずなのに、心の奥底で君を求めて、目の前で笑っていることを期待している。  今日も君はいない。  明日は、三時になれば、君が起こしてくれるかもしれない。  そんなことを考えながら、もう一度、君のいる夢の中へ戻った。
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