午前3時

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 「その声、もしかしてお前、……後藤か?」  「ああそうだ! さっきまでお前と酒飲んでた後藤だよ!」  和田は側で寝ている後藤を見ながら首を傾げる。  「どういうことだ? お前は俺の横で寝てるだろ?」  「その通りだよ。だから今、夢の中から電話を掛けている」  和田は眉間にしわを寄せる。  「時間がないんだ。手短に状況を説明するな」
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