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「お、落ち着けよ。大体、毎晩そんなことになってるんだったら、なんで俺に言わないんだよ?」
「言いたくても言えなかったんだよ! 朝起きると夢のことを忘れてて……」
「……」
二人とも黙り込んでしまった。
後藤の話は、にわかに信じがたいものだ。しかし、電話の声が完全に後藤本人であること、会話が成立していることがこの話に信憑性を持たせている。
そして、もしこの話が本当なら後藤はもうすぐ殺されることになる。
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