午前3時3分
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数十秒の間を置いて、後藤がポツリと呟く。 「和田、お前に頼みがあるんだ」 「なんだよ?」 「……お前も夢の中に来て、一緒に戦ってくれないか?」 和田は黙り込んだ。 いくら夢とはいえ、斧を持った大男と殺し合いなどしたいはずがない。 しかし、これから殺される友人を黙って見殺しにするというのもあまりに残酷だ。 数秒後、和田は深く息を吸い込んで後藤に返事をする。
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