午後10時30分

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午後10時30分

 「とりあえず500mlが4つにポテチがあれば大丈夫だろ」  後藤はバイト終わりに訪ねてくる和田のために酒とツマミを用意していた。普段は割り勘だが今回の費用は招待した後藤の自腹である。  ピーンポーン、ピーンポーン。  インターホンが夜のワンルームに響く。  後藤は足早に玄関まで駆け寄ってガチャリとドアを開ける。  「おつかれ、バイト戦士」  「ありがと、自宅警備員」
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