傘侍
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「あのー……。」 その時、不意に背後から声をかけられた。何事かと思って振り返ると、そこには水も滴る美しい女性が仏頂面をしていた。そして開口一番、 「水飛んだんですけど!!」 と俺を怒鳴りつけた。にわかに集まる周囲の視線。私は反射的に頭を下げる。 「あ……失礼つかまつり候。」 人の集まる場所で、傘は迷惑にならないようにしなければならない。 傘侍はそう心に誓うのだった。 <了>
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