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「で、住むところもないんだったな?」
「はい。」
「おーい、渡辺くん」
「はい、なんでしょう」
「たしか、社員寮の部屋が余っとったな?」
「はい、一部屋ありますね」
「明日から、住めるかね?」
「はい、そのように手配いたしますが…」
「よし、良いだろう」
「本当はな正社員の住居として貸す寮なのじゃが特別に貸してやろう」
「いいんですか?」
「寮と言ってもなワンルームマンションでな。
人が住んでなくても賃貸料は取られるんだ。
だから落ち着くまでそこで暮らしたら良い」
「良いんですか?」
ここで、ちょっと耳貸せというようなジェスチャー
「…まぁ、さっきの件もあるしな…特別だぞ?」
こんなに都合に良い話、良いんだろうか…。
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