童話BL短編集

不思議の国のアリス

うさぎが走って行って好奇心旺盛なアリスは追いかけていく物語がまた始まった。
彼が嫌いな白いバラが咲いたからだ。
普段と違う友人たちの様子に虚しさを感じながらもアリスはそんなこと思いもしないから追いかける。
そして僕は女王陛下と会えた。
冷たい瞳を僕に向けて死刑を宣告される。
前回は回避出来たけど今回は回避できるだろうか？
夢として終わらせることができるならハッピーエンド終わらせれなければバッドエンド
そういえば僕は死んでもすぐ生き返る訳ではなくしばらく猶予があるみたいで生き返るとみんな久しぶりと出迎えてくれる。
みんなは何かを知ってるようだけれど教えてくれないきっとそれはアリスには必要のないことだろう。
そして今回はバッドエンド首を跳ねられて死んでしまった。
心無しか女王陛下が笑っているような気がした。
彼が自分で笑ってくれるなら僕にとってはハッピーエンドで嬉しくて僕も笑った。
あとは意識を失ったから知らない。
でも、しばらく立ったら僕はアリスとしてまたうさぎを追いかけるだろう
またね。女王陛下。
愛してる。