6人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は女王陛下。
男だけど女王なのは頂けないがアリスの命を狙うもの。
アリスは忘れてしまっているけれど俺達は恋人になったことも何回もある。
つまり俺はアリスが好きなのだ。
このピアスだってアリスがくれた。
もう片方はアリスが付けていた。
けれど次に会ったアリスはピアスをつけていなかった。
また、忘れられた。
と思うと何かが壊れる音がした。
そして物語がアリスと恋人なのに俺だけ記憶が残ってる理由も理解出来た。
物語は俺が狂うことを望んだのだ。
歪んだ愛はもはや狂気でしかない。
そして俺はアリスを殺すようにすなった。
そしてしばらくアリスと暮らすのだ。
アリスは直ぐに生き返るけれどすぐに元の場所に戻ることはない。
いや、戻れるけど俺がさせないのだ。
一時アリスと居られるだけでいい。
アリスは暮らして物語が始まる少し前に消えてしまう。
そしてアリスはその時の記憶がない。
今回はアリスを殺すことが出来た。
前回は殺せなかったから寂しかった。
女王はアリスと居れないから何度アリスを攫おうと思ったかけれど意味はないことは気づいているのでわずかな時間を一緒に暮らすために殺す。
そしてアリスを殺すと決まって彼の亡骸を抱きしめておかえり、愛しいアリスという。
うさぎもトランプ兵もチェシャ猫も帽子屋もおめでとうございますと言う。
俺達は彼らに祝福をされているのだ。
ありがとうというと白いバラが敷き詰められたガラスの棺に純白のドレスを着せたアリスを入れて目覚めることを待った。
最初のコメントを投稿しよう!