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水洗式排泄物
ライル・グリフィス・コティングリーは、目が覚めた時己が平原の只中に寝ていたことを発見した。
綺麗な青空が見えた。
あれ?そう言えば突然闇討ちされたんだったな俺。
っていうか見覚えのある式神だったよな!
しかも静也の野郎もいたよな?!覆面着けてたけどバレバレだったし!
その上見覚えのある覆面黒ヤモリコラあああああああああ!
っていうか何で闇討ちされてんの俺?!
ガバッと起き上がった。
風光明媚な牧歌的な平原が広がっていた。
ドシンドシンと地響きを立てて、見たこともない巨大な爬虫類が横切っていった。
何で座席がくくりつけられてんの?
何で穀物引っ張ってんの?
後を追って歩いていったのは農夫風の男だった。
ふと、左右を見回した。
アカデミーまで12キロって看板が立っていた。ルが白ペンキで消されていた。
ポールにはセントラル公安委員会ってシールが貼ってあったので、これは標識だと解った。
「アカデミーって何だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ライルの絶叫は谺する遮蔽物もなく響いて消えていった。
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