No.01~日常編~

2/23
前へ
/854ページ
次へ
長い間、如月財閥(うち)と手を組んでいた猪熊財閥。 今後の方向性の違いから仲違いしてしまう。 頭では理解していても納得は出来ないこともある。 それからしばらくして結果が出た。 俺はΩだった。 マジか。 「え?Ωだったの?」 「……あぁ。なぁ、瑠衣さんなんか嬉しそうだな?」 「気のせいだよ?で、オジサンたちはなんて?」 「とりあえず母さんたちと兄さんにしか言わないって」 「俺に話していいの?」 「あぁ。母さんが瑠衣さんには話しておけって」 「………」 ?? 瑠衣さん? どうしたんだ? 「おばさん、他に何か言ってた?」 「母さん?瑠衣さんには絶対話しとけって。俺のためだからって」 理由はわからないけど。 そう言ってた。 でも。 俺のためってどういうことだ??
/854ページ

最初のコメントを投稿しよう!

220人が本棚に入れています
本棚に追加