No.02〜同棲生活!?〜

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「あ、起きた?」 「え?」 目を覚ますと何故か沙希ちゃんとこのおばさんがいた。 「瑠衣は何も話してないのね」 おばさんは困った子ねって言いながら笑っていた。 「瑠衣はね沙希のお兄ちゃんなのよ」 「あ、前に沙希ちゃんが話してくれてた"お兄ちゃん"が瑠衣さん?」 「そ。昨日、今日来てくれって教頭先生から連絡きて学校に行ったわ」 「そう」 瑠衣さんいないのか……。 「晶くん朝ごはんまだでしょ?何か食べる?フルーツとお粥しかないけど」 「フルーツ」 「待っててね」 とりあえず。 ダイニングの方へ。 「大丈夫?熱あるからキツイでしょ?」 「でも。ずっと寝てる方がキツイから」 「晶くんが好きなモノばかりあの子用意してるのね」 おばさんは笑いながら冷蔵庫をのぞいていた。 「ね、晶くん?」 「何も心配しないで、今はゆっくり体を休めることだけ考えて?」 「え?」 「何て言うの?瑠衣がねかなり心配してたのよ?あと……沙希も」 沙希ちゃんは俺の婚約者だった女の子で。 去年の冬。 婚約を解消した。 俺が瑠衣さんを好きだから。 だから。 あのまま婚約してたらダメだと思ったから。
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