No.03~晶と沙希と瑠衣~

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『今日は着けないでしようか?』 この発言が晶くんを傷つけるとは思っていなかった。 「晶くんのナカ気持ちいい」 着けないで入れていた。 晶くんのナカ熱くて俺のを締め付けていた。 けれど。 晶くんは集中出来ていないように感じた。 「瑠衣さんっイク、イッ」 晶くんが最後イクと俺は晶くんのナカから抜き腹に欲を放った。 そして。 晶くんは何故か泣いていた。 「晶くん!?どこか痛いの?」 晶くんはそのまま布団を被り答えてはくれなかった。 そして。 微かに震えていた。 晶くん? 震えながら泣いてどうしたんだろう? 「瑠衣さんとはシないっ!」 「え?」 シないって何で!? 気持ち良くなかった!? 「何で?」 「だって瑠衣さん。着けてくれなかったから!だからっ」 晶くん。 何それ、まるで女の子みたいな…………。 あ。 晶くんはオメガだから。 怖かったのか。 「ごめんね。晶くん、次からはきちんと着けてするからしないとか言わないでよ。できたら、責任も取るし」 「ホントに?」 「ホントだよ」 顔だけ出してそう言ってくる晶くんがとても愛しかった。
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