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体がやけに窮屈で目が覚め
寝返りをすると
上半身裸の櫻井先生が隣で寝ていた。
「え、なんで」
と無意識に漏れた声で櫻井先生を起こしてしまった。
「あー、んだよ。やっと寝付いたのに。」
「なんで隣で、しかも裸で寝てるんですか。」
「俺のベッドだから。」
「それは謝ります。けど・・・上にもベッドありますし。」
「俺のこと待ってたんじゃないの?」
「何言ってるんですか。」
「だって、俺帰れって言ったじゃん。」
「帰るのだるくて。」
「ふーん。」
20cmほどの距離からの櫻井先生の
まっすぐな視線を感じ、
気まずくて視点を下に向けると
そこには浮き出た鎖骨があって、
それが妙に色っぽくて
自分の顔が火照って行くのを感じた。
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