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しがみつくように
俺は優一さんの背中に手を回した。
すると、優一さんは
俺の顔を見て、嬉しそうに笑うと、
何度も何度もチュ、チュ、チュ、と
小鳥のようなキスをした。
「なんですか、そのキス?」
「尚を愛でたくて。
もっと激しいのが御所望かな?」
「・・・」
俺が返事をする前に、
優一さんは先ほどとは
全く違う
生温くて、ねちっこい、大人のキスをした。
俺がつい「あ・・・」と
荒くなる息の隙間で
声を出してしまうと、
「引っ越しとか、
引き継ぎで忙しくて、
最近してなかったもんな。」
と優一さんは
既に期待値が大きくなっている
俺のものを
確認するように触れた。
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