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「いらっしゃいませ。
お久しぶりですね。」
バーテンダーが驚いたように二人に挨拶をした。
「久しぶり、透くん。
櫻井先生が、レッドに行くっていうから
着いてきちゃった。
あ、柏木先生も、お邪魔して悪いねー」
「いえ。」
少し気まずそうにする俺の肩を
櫻井先生は ポンポンっと優しく叩いて、
「ごめんな」
と申し訳なさそうに言った。
「いや、いいです。僕帰りますので
お二人で楽しんでください。」
「いやー、そんなこと言わずに、
柏木先生とも話したいって思ってたし。」
と、浮所先生は
櫻井先生の手を振り切り、
俺の両肩を掴み、立とうとしていた俺を
座るように促した。
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