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「……俺もドキドキしてる。」
「嘘だ！」
「…ほんとだって」
いつも、いつも海斗にからかわれてばかり！
わたしだってやればできるのよ！
海斗の腕を振り払って今度はわたしが海斗を押し倒す。
「………………っ…真菜？」
「……………うう」
「な、なんで泣くんだ？」
涙がポロポロ溢れ出す。素直になりたい自分となれない自分が頭の中で交互に
混ざりあっていて。
「は？」
「……海斗のことが好きだからだよ！ばあか！」
「うるせえ…」
い、いまうるせえ…って？
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