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ふと見ると、葵咲ちゃんは恥ずかしそうに手で顔を覆っていて。視覚を遮断するのって、触覚を研ぎ澄ますことにも繋がるのに。
現に、僕が指や舌を這わせるたびに、彼女の体温がほんの少しずつだけど……確実に上昇して、身体が火照ってきているのが分かった。
愛撫が腹部に達したとき、彼女のおへそのラインにそって舌を這わせると、堪えきれないように葵咲ちゃんの身体がビクッと跳ねる。
彼女の下着が、うっすら濡れて来ているのが分かった。
(ちゃんと感じてくれてる……)
それだけで幸せな気持ちになれるから不思議だ。
ワンピースを胸の辺りまで捲り上げたところで、僕は慎重に彼女の身体からそれを抜き取る。
気をつけたつもりだけど、やはり髪は少し乱してしまった。
もともとゆるふわに仕上げられていた彼女のサイドアップがほんの少し乱れて、それがまた色っぽくて――。
下着だけになった彼女の、上気した身体とあいまって、とても魅惑的に見えた。
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