*初めての

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 僕はそれを見逃さず、葵咲(きさき)ちゃんの手から一旦逃れると、胸の突起を音を立てて吸い上げて、唐突に開放する。  僕の口から解き放たれた瞬間の、ぷるんと揺れた胸が、とても可愛かった。  僕はそのままキスを胸から腹、わき腹、と通過させ、葵咲ちゃんの下半身に向かって徐々に進んでいく。  おへその辺りにたどり着いたとき、そっとパンティの両側に手をかけると、ゆっくりとおろした。  今まで一度も見たことのない、彼女の秘所が、いま目の前にある。  興奮を抑えながら葵咲ちゃんの脚から下着を完全に抜き取ると、さすがにが恥ずかしそうに両足に力を入れて閉じてくる葵咲ちゃん。  その太ももに優しく舌を這わせ、キスを落とすと、僕は彼女の脚をそっと割るように身体を割りこませた。  内腿に舌を這わせながら、 「お願い葵咲。難しいだろうけど……少し力、抜いて……?」  言っても無駄だと分かっていても、言ってしまう。  初めてならば、準備が大切だ。
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