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どうしたの?と見つめ返したら「葵咲、お願い。余り煽らないで。またしたくなる」って……。どれだけなの。
***
コンビニでおにぎりとお茶を買って、コインランドリーの駐車場に戻ってくる。
コンビニの駐車場は車や人の出入りが多かったけれど、コインランドリーのほうは私たちの車しか停まっていなかった。
エアコンを利かせた車内で理人と一緒に軽めのランチをとる。
自分でも笑ってしまうくらい、理人と一緒だと何をしていても幸せだなって思えてしまう。
学生時代、自分の気持ちが分からなくて……理人の直向すぎる愛情表現が怖くて逃げ回っていたことがあったけど、今思うと何だかもったいなかったな、と思えてしまったほどに。
おにぎりを食べながら思わずクスッと笑ったら、理人が不思議そうに見つめてきた。
「なんかね、理人とこうしていられるの、幸せだなぁって思って」
私の言葉の真意が理解できたのかどうか。
理人がおにぎりを手にしたまま私のほうへ顔を傾けてきた。
そのまま私のほっぺに軽くキスを落とすと、「続きは旅館で」と、耳元で囁いた。
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