貴婦人の花苑

2/3
758人が本棚に入れています
本棚に追加
/375ページ
この伯爵邸の庭師になったのは二年前。 親方についてきていたのを 奥様に「声」掛けられた・・・ たいした“腕”もない俺を・・・ 理由はすぐにわかったさ、 奥様が望んだのは別の“腕” 外務卿で洋行の多い御主人、 あの奥様では三日と待てない“閨”。 この嬢同様に朝に夕にと “水やり”を御所望・・・ 一番手の掛かる“牡丹苑”は 奥様と親方しか入らないから 俺は・・・・この温室で “花”の望むがままに 撫でて・・・揺さぶり・・・ 激しく“放水”するだけ・・・
/375ページ

最初のコメントを投稿しよう!