761人が本棚に入れています
本棚に追加
/375ページ
鏡の前には女の残したコーヒー、
それから、男のコロンの移り香。
陽が高いというのに
女は夫以外の男と乱れていた。
女は背後からすべての“木の実”を
弄り突かれるのが好きらしい。
彼女が見落とした首の真後ろに
それを立証させる“赤い跡“。
それから長いスカートで
隠れてはいたけれど
五指で探検の限りをつくされた
“洞窟”回りにも無数の“赤い跡”、
その数が女の戦慄き・・・
月に1度か2度、
女はここを利用して
情事の始末をつけていく。
だれにも内緒の危ない自分・・・
鏡に影を残しているのも
知らないで・・・
最初のコメントを投稿しよう!