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会議が終わって研究室へ戻ると
「用意は出来てますよ」
来年には提携大学で
准教授に栄転する渡部が
“キノコ”を磨いて
待っていた・・・・
「今日はどのようにして味見を?」
私は黙って“キノコ”の先を・・!
「せ、せんせいぃ・・・舌が」
渡部の吐息を楽しみながら
“キノコ傘”が熟するのを待つ。
ほどよい頃合いで
丁寧に“傘袋”へ・・・。
「くっゥ、」
渡部の可愛い呻きを聞きながら
目を閉じて・・・
前後・・・左右に・・・ゆらゆら
渡部の後任講師である以上
若いのがいいわあ・・・・
とびきり若くて・・・
“ハチキレソウ”な・・・
“極上キノコ”
なんといっても私は
“キノコ”研究の第一人者、
毎日“上”も“下”も
頬張らないと・・・・
疼きが・・・おさまらないの。
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