花の影 2

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花の影 2

淑やかな妻・・・ 朝露も上手に搾れぬ雌しべを ただ静かに撫でる・・・ それもいい・・・ 茎折れもやむなしで 強風を好む花には 実のところは飽きていた。 寝室に設えた大きな鏡・・・ 年若い新妻を映して 差し入れてしてみるかなど 下品な行為は 可憐な蕾への冒涜・・・ ただ静かに事を終え、 静かな眠りを彼女に贈る。
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