760人が本棚に入れています
本棚に追加
/375ページ
薔薇の理由
「思った通り、味気ない女だな」
ベッドに横たわる肢体に吐いた。
「プロポーションは抜群なのに
中身がお粗末なもんだ」
俺の指先に一粒の涙も溢さない女、
同期でいち早く課長になった依子に
俺は極上の蔑みを贈ってやった。
「30まで男なしならしかたないか、
ハハハ、ハハハ」
追い討ちの言葉のあと、
showerroomへ・・・
頭の出来がいいだけの女に
出世の先を越された上に
「この俺が部下だって?!」
腹立たしい1ヶ月、俺はこの出張を
待っていた・・・
“課長さん“を凌辱してやろうと、
ちゃんと録画もしてあるさ、
録画をネタに依子の功績を横取り。
そんな必要もないか・・・
俺はこれでも“ナンパ率100%の男”、
あの女も明日から俺を欲しがって
“ ただのメス”になるだけか・・・
堪えきれない笑みのまま
部屋に戻ると、
依子はいなくて・・・
いたのは・・・・・・・
最初のコメントを投稿しよう!