預言書に導かれるように

残暑見舞い

草野家が長旅を終えて自宅に戻ってきた。

香川を出た後、草野家の気まま旅は予定変更を繰り返した。もう一度鳥取砂丘によって四人で星空観察をして、更に山梨・長野に寄ってお蕎麦を食べたり咲々の大好きなツルヤスーパーで大人買いしまくったり。

気ままにのんびり家族時間を過ごせたみたいだ。
咲々はみんなに内緒でお骨になったパパさんも小さな小瓶に入れて連れて行ってたんだよ。
パパさんと最後の旅行だからって。

旅行の合間に咲々は少しずつだけど、また執筆を始めたみたい。

僕から見て、咲々にとってはセラピスト業も執筆業も自分の気持ちを落ち着かせる、自分らしくいられる天職なんだと思う。