戦うお姫様

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「それにしても万里のあの戦い方、スゲーよな。男の俺から見ても惚れ惚れしたわ」 「何よそれ、誉めてるつもり? 私はねー、あの偽王子がムカついたからやっただけだし」 「それでも、スゴかった」 「……そか、ありがとう」 結城の言葉で自然と笑みが漏れる。 やっぱり、私は結城が好きだなぁ。 『まぁ、アイツが王子なら万里は戦う姫って感じだよな……って、無駄話はこのくらいにして行くぞ。時間はそう待ってはくれねぇからな』 あんな王子はヤだけどね。 さぁ、どんな敵でもおいで! この私が薙ぎ払ってあげる!
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