引き継がれる意思―続き―

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「まりりん落ち着くですぅ……きっとこっちの桜も、自分の部屋に投げ出されてるですよ」 「そうだと良いけどっ……」 「もぉぉっ、何しょげてんの!? 私から生まれたんでしょーが、しっかりしなさい!!」 そこで美月が万里に喝を入れる。 「だけど、案内人がいない限りは動けないぞ」 ………… 勇気の言う通りである。 その場に再び沈黙が訪れた。 と、その時 「それならお任せを!」 どこからか一人の声がした。
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