5︰遅めのランチ

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 「お待たせしました、今日のランチセットです。」  ホカホカと湯気の上がる料理をお盆に乗せた理さんが持ってきてくれた。  いつも以上に輝いて見えるのは空腹感がピークなせいだろう。理さんは天使かな? 理さんは神の使いだった?? 「だいぶおつかれですね···」  苦笑いされた···。 気を取り直して、ご飯!!  さて、テーブルに乗せられたお皿は三枚。 まずは一皿目、白いミニボウルに盛られたサラダ。 レタスの緑にスライスオニオンの白が映える。 彩りには細切りの赤と黄色のパプリカ、そしてカボチャのチップスがクルトンのように散らされている。 二皿目はスープ。 見た目も鮮やかな黄金色のカボチャのポタージュ。  そして大本命の三皿目。 あの良い香りの正体は、パスタだった。  バターと醤油で和えられたパスタに、エリンギやしめじなどの色々なキノコ。  そして、華やかな秋鮭の身が隠れんぼ。  超、豪華なランチ。 秋の味覚が満載で目から美味しい!  むしろ美味しくないわけが無い。  これが食べられるなら今日のマイナス分全部解消出来ちゃうよねぇ。 「まるで『待て』をさせられている犬みたいだ」なんて歩くんに笑われながら、美味しくいただいたお昼でした。
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