6.急激な変化

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6.急激な変化

 月日が移り行くのは早いもので、師匠が走り抜けて年を跨ぎ、小動物が駆け抜ける様に過ぎ去っていた。  なんだかんだと忙しくて、今日の今日まで全然【休憩所】に行けていなかったんだよねぇ。  圧倒的癒やしと美味しい物不足である。 今日こそは理さんのコーヒーと歩くんのデザートを食べるぞ!  そう謎の気合を入れて辿り着いた、久方ぶりの店のドアを開く。  いつでも変わらぬ鐘の音と、声が出迎えてくれた。 …筈だった。
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