偏屈先生のお気に入りは俺らしい

14/33
前へ
/50ページ
次へ
「もー…なんなんだよー…ドラマの再放送あったのにぃ…」 家から10分もかからないコンビニに俺は紫乃に連れて来られた。 「僕と出掛ける事がお前の最優先事項だ、覚えておけ」 「はぁ…ったく…寂しがり屋さんなんだから」 「…は?」 「一人で行きたくないからって、こんな拉致紛いな事しなくても一緒に来てってお願いされたら俺だって…」  「ちょっと待て、誰が寂しがり屋だって?」 「お前だよ、お前。ほんとに素直じゃないんだから」 「………」 何だ?紫乃の奴、黙り込んで… そんな事を思っていたら紫乃の手が俺に伸びる。 「なん…アイアンクロー?!いだだだだっっ!!?」 額を掴まれミシミシと音が鳴るほど締め上げられた。 …めちゃくちゃ痛かった(泣)なんで怒ってんだよー…。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加